イカルイトの芸術は、触りたくなるほどの立体感が特徴です。御影石や枝角、大理石、骨などの材料から柔らかな形状が生み出され、彩色された木彫マスクはイヌイットたちの物語を今に伝えます。ビーズ刺繍の衣類、つづれ織りの工芸品、毛皮や皮革で装飾されたカラフルな織物などに加え、伝説あるいは実在の動物をモチーフとした手作りジュエリーも見つかります。ヌナッタ・スナクタンジット博物館では、見応えのある美術コレクションの鑑賞や館内ギフトショップでのお買い物などをご自由にお楽しみください。
ヌナブト準州の準州都と本土をつなぐ道路はありません。ここを訪れるたくましい観光客たちは、空路あるいは犬ぞり、スノーモービル、海路を利用します。山ほどの大きさの氷山が行き交う大西洋沖を進むには、砕氷船が一番でしょう。地球上に残された手つかずの大自然は希少なものであり、そうそう簡単に近づけません。
イグルーを模した議事堂では、数多くの優れた地元の芸術作品を鑑賞できます。中心部のガラスケースの中には、イッカクの牙から作られた杖が展示され、杖の頂上にはイヌイットたちの支えるダイヤモンドが光り輝いています。議事堂を出たら、ガイドと一緒にカウマービト歴史公園を散策し、いにしえのツーレ文化の遺物や遺跡を見学しましょう。
3月のスノーチャレンジでは、凍りついたツンドラを走るスノーモービル・レースを観戦できます。トゥーニック・タイムでは、市民たちがオイルランプに灯をともして春の訪れを喜びます。伝統の喉歌や氷の彫刻コンテスト、カリブーのシチューなどをお楽しみください。

