浮氷群の中に入ると振動を感じ、氷が船体にあたってきしむ音が聞こえてきます。巨大な氷山の表面をなでた冷たい風が吹き付ける中、パーカーのファスナーをしめます。シロクマが氷塊と戯れています。イヌイットの彫刻家が制作した彫刻は、岩陰から現れたシロフクロウ。まさに傑作です。そりを引く犬たちが吠えています。ツンドラ・トレイルに沿って歩きながら、野生のブルーベリーを摘みましょう。道の目印になるのがイヌクシュクです。
砕氷船に乗って、北極探検家たちの通った道程を辿りましょう。彼らはかつて、カナダの北限を通る北西航路を追い求めました。ラバーブーツを履き、ゾディアック号が旧捕鯨基地に接岸します。ハドソン・ベイ社の表示や昔のテューレのキャンプ地跡が、遺物で散らかっています。同乗していた科学者や歴史学者が北極の生活について話してくれます。
イヌイットの村に立ち寄ると、伝統的な踊りと太鼓で迎えてくれます。イヌイットの出版物を買ってみましょう。カナダ最北の学校に通う子供たちとおしゃべりをして、カリブーのご馳走を長老たちと分け合いましょう。
ベルーガやホッキョククジラの棲む海を航海し、北極の探検旅行です。イッカクの牙が見えると、どきっとします。双眼鏡を取り出して流氷に乗るセイウチを観察します。鳥が好きならば、小型のウミスズメ、パフィン、ウミバトたちが目を楽しませてくれるでしょう。船のダイニングルームでの心温まる食事が気分を盛り上げます。真夜中の太陽がバラ色に輝いています。デッキを散歩。そして居心地のよいキャビン。航海の歴史の一部になりましょう。

