ここはニューファンドランド島ブロイル岬の沖。夏の太陽に輝く、外洋船サイズの氷山に向けてカヤックを漕いでいます。ターコイズブルーの巨大な氷山に近づくにつれ、空気がぐっと冷えてくるのに気づくでしょう。何の前触れもなく大きな氷の塊が割れたり、氷山ごと引っくり返ったりすることがあるのを思い出して、身体が震えてきます(同行するガイドが、氷山の高さと同じ距離だけ離れていれば安全だと教えてくれます)。海面に浮いている小さな氷塊の「氷山片」やグランドピアノほどの大きさの「氷岩」がたくさん見えます。ガイドが氷山片から削り出しパドルで砕いてくれる氷は、2000年も前に凍ったもの。この歴史ある氷でニューファンドランド島のラム酒“スクリーチ”を味わってみましょう。口いっぱいに糖蜜と樹木の香りが広がり、帰路につく身体を温めてくれます。
半日の小旅行で4時間の冒険に出かけましょう。ウィットレス・ベイ環境保護区では、パフィンやカツオドリ、ウミガラス、ハクトウワシ、ミサゴが群れをなして飛んでいくのが見えます。クジラやネズミイルカやイルカ、また氷山も目にすることでしょう。海岸線の岩場でカリブーに出会うこともあります。
そのあとは、サバの刺身や新鮮なムール貝を味わったり、町に出て地元のパブで旅の体験を語ったり。フィドルの音にあわせて踊れば、東海岸独特の音の調べに活力がみなぎるでしょう。

