約1000年前、バイキング船がニューファンドランド島ノーザン半島の突端に碇を下ろし、レイフ・エリクソンと30人の船員が上陸しました。その地が現在のランス・オ・メドー国定史跡です。新世界への初めての入植地です。
まずはビジターセンターへ。この入植地が発見されたのは、わずか数十年前。この発見の経緯については、ビデオの解説を見ると一目瞭然。木材や毛皮やブトウを手に入れ、グリーンランドやヨーロッパに売るために、バイキングがこの地に足を踏み入れたことがわかります。泥炭地のそばの細長い砂利の台地には、11世紀の古代スカンジナビアの8つの遺構があり、今は緑に覆われています。
さらに行くと、住居跡が復元されていて、当時の村の様子がわかります。バイキングが用いたのと同じ木の骨組みに芝土をかぶせる工法で、3つの建物が再現されています。中に入ってみましょう。両側の壁際の簡素なベンチが、昼間はイス、夜はベッドになります。壁には食料を入れる袋が掛かっています。床は土でできていて、屋根に開けられた穴からは焚き火の煙が抜け、日中は光が差し込みます。
車に戻るとき、もう一度振り返ってランス・オ・メドーの遺構と広大な海を見渡してください。バイキング船が上陸してくるような気がするかもしれません。

